はじめてのコーヒーの淹れ方

対象は、『初めて豆からコーヒーを淹れてみたが、飲めないシロモノが出現した』と言う実家でコーヒー飲まない家庭で育った人が対象。

ペーパー,ドリッパー

マグなら二杯〜四杯用。安喫茶店の S サイズカップなら一杯〜二杯用。

  • 大は小を兼ねると考えて可。細口ポッドが無いならなおさら大きめを。溢れ事故防止。
  • メーカー差異は考えなくて良い。
豆の量

安喫茶店の S サイズで 一杯10g算 計が基本。

  • 一杯出しの場合は 1.5 倍か 2 倍程度。マグなら 20g 以上。
  • 10g はペットボトルのキャップより一回り大きい塊を想像すれば良し。
  • 心配なら少なめよりは多めで。少ないとコーヒーに似た変な物体になるけど、多い分には普通にコーヒー。
蒸らし

豆全部濡らして30秒。

  • やらないと変に薄い。
  • ちょっと多くお湯入れても気にしない。別に平気。中まで濡れない方が問題。
湯の量

米炊く位の水位かチョイ上から、豆のツラが見えるまでを二回か三回繰り返せばよい。必要な量確保の後、残りの豆と湯を気にせず外す。

  • 水位ヒタヒタ持続禁止。超苦くなる。(遅くなる
  • 水位高すぎ持続は避ける。薄くなる。(早くなる
  • 一杯出しなら、最短一分半から。三分以上はイエローランプ。アリだけどシビアに。
  • 豆を湯でかき回すと変な味が出がち。
  • 豆のツラ以下に水位を下げない

コンビニの真空パックの奴で問題無し。一般人はモカのやや薄口を好む人が多い気がする。格安は危険。ただし値段以上のモノはザラにある。上等なモノより鮮度。

飲む前に

かき混ぜる事。

保管

洗濯バサミで止めてzipロック袋とかタッパで。長期なら冷凍だが結露大敵。三日やそこらで飲みきるなら、別にあけっぱでも普通に飲める。

その他。

細口ポッドが無い場合、ドリッパーをもう一つ用意して漏斗(ろうと)の代わりに出来る。蒸らしや要所での湯量の細かい調整に。また、スプーンで湯を受け止めて攪拌を抑えたり、ヤカンの口を半分塞いだりでも全然オッケー。
多数杯出しの方が味が安定。逆手にとって多めの材料で一杯出すのも定番テク。


以上『美味そうに飲んでるけど、ネットで調べると色々すぎてわかんないんだよね…』といわれたのでメールで説明したついでに。あくまでも「最初の一杯」がターゲットなので、応用については上記で禁止している事項でも乗り越える場合があるのでそのつもりで。

レギュラーとインスタントを別の飲み物として考えて、レギュラーかつ飲めりゃ良いのだと言う飲み方は、もっとされても良いと思う。