本読んだ記録

職場の I 川さんに借りて、環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 を 2/3 位読んだ。カメラ買いに行く道中 + αの時間で。

温暖化の実態, 京都議定書, バイオ燃料, リサイクルについて, 環境問題の報道について等々、観点としてはまあ"あるある"というか、素人の自分が疑問を感じていた部分と概ね同じだった。

言ってる事は『ああそうそう、そう思ったよ』と思う部分も多いんだけど…、問題は、結局この問題は、科学の数値と、経済の数値が問題と言う…。つまり、一見正しそうな値を返してくれる関数でも、関数グラフの50メートル先でどれ位誤差があるんだか、学の無い身ではサッパリ保証できないと。
結局の所、基本的には、自分のようなスタイルの輩が環境問題だの経済だのを語ると、中年探偵団受け売りのいい加減な政治談義を垂れ流すタクシーの運転手と大して変わらんのだなあと今更思ってみた。中々楽しい本なんだけど、現実面では、自分にとっては空想科学読本と同じような価値しかなさげ。

勿論、Webやら追加の書籍でナンボでも色々調査は出来る訳で、労力さえ掛ければ自分なりに読み解く事は出来るんだろうけど…。この辺、選挙への参加の話にも通じるけど、一般サラリーマン*1が、趣味と生活を両立させつつ、まともな意見に一票投じるなんてのはホント難しすぎるよなあとか愚痴ってみる。

食いつきやすい本なので、ミステリや校正好きのような、手間掛けて本読む人の手慰みには良いのではないかなと思った(自分は色んな意味で無理)。ああ、マトモな書評は google してください。賛否両論色々あるようで。

つーか、こう言う本は、IT技術書なんかよりよっぽど読むの大変だよと思う。

*1:ではないのだけど