食玩が嫌いな理由

嫌いというか、食玩を買うときに、罪悪感というか贅沢感というか無駄遣い感を感じていて、自分自身違和感を感じていた。昔は食玩大好きっ子で、最近のクオリティの高い食玩の出だしの頃は結構心躍った筈なのにと。で、今日唐突にようやくわかった。

これ、完成品だからだ。理由が明確になったので、これからはハッキリとアンチ食玩派になろうかなと思う。

以下蛇足。

完成品ってのは一見楽しそうだけど、実は、玩具の癖に組み立て式に比べて遊べる時間がかなり少ないの。組み立て式ってのは、遊ぶためにまず組み立てなきゃならないじゃないかっていう認識が一般的かもしれないけれど、実は組み立て途中にパーツごとに眺めてみたり、組み上げ中の姿を360度堪能したり、その中で予想もしなかった格好良さを見つけてみたりなんだりした"上で"、実はあの瞬間から既にイマジネーションの世界では遊びまくりというか、あの時間が一番濃厚に遊んでるんじゃないかと。

で作り終わったら(つまり遊び終わったら)机に飾って、基本的には対戦待ちメインの余生を送ると。主役の時間は基本終わり。

大人になったらおもちゃ遊びは基本的にしないし、なおさら組み立て式じゃないと遊べないよなと思う。なんか…、子供の頃に果たせなかった欲求を、間違った形で果たそうとしてるような感じがする。無敵モードとかチートというか。

なんとなく、当時超萌え対象だった、ビッグワンガムの「しらせ」と、「しんかい 2000」を思い出したついでに考えた事のメモ。別に目新しい視点ではないんだろうけど、自分は今日はじめて気が付いたので。

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*1:アンチ食玩といっても、物集めの楽しみや、単純に出来の良い人形を欲しいと言うタイプの欲求は否定するつもりはない。ただし、おもちゃ色の強い物…モビルスーツ物とかは今回の話に当てはまると思う