タクシーが禁煙だそうね

ついこの間から神奈川県のタクシーが禁煙になった。
自分はタクシー大好きっ子なので、良く乗るので、運転手さんの話を聞くことが多い。今回の話も乗る運転手運転手大体話を振って来る。良い話のネタなんだろうな。


今回の禁煙に関しては、運転手さん達の側からではなく、会社よりさらに上(といって良いのかな?)『組合』から降りてきた話だそうで、会社ごとに判断してくださいねと言う事ではなく、有無を言わさず、決定ですからやってくださいと言う感じでの出来事だそうだ。少なくとも現場からの視点では。

灰皿が禁煙マークで封印されているんだけど、その作業についても、あっと言う間に即座に去れちゃいましたよなんて話をしていた。まあ『組合』ってのに会社の偉いさんは顔だしてるんだろうし、アレなんだけど。


んでまあ、特に非喫煙者の運転手さんにとっては、悪い話じゃないじゃ?なんて半分ワザと振ってみると、案の定、困ったモンですよとの事。特に通勤路線に絡む話では、道中タバコが吸えるからと言う理由で乗ってくれるお客さんが結構居るそうで、そう言うお客さんでそこそこ稼がせてもらっているとの事。

また、もっと怖いのは夜の時間帯で、絶対に酒の入ったお客さんや、さらにその団体のお客さんとトラブルがあるだろうねーと言う事で、嫌ですねえーなんて話。アタシら仕事なんでね、タバコの煙が臭いのどうのなんてのは我慢できるんですけど、そんな事ぐらいで売上が落ちちゃ困るんですよねと。

タバコが嫌いなお客さんは、当然臭いのしない車を用意してあげるべきだから、喫煙車・禁煙車と言う感じで分けて、呼び出す際も電話口でどちらが良いか聞くようにとか、なんとか工夫できないんですかねえと言っていた。


以上、何人かの運転手さんから聞いた話をザックリ。
自分としては、医療費増えちゃうんで困っちまうとの事で、政府が世の中禁煙風に舵を取るのは解るとして、先陣切るのがタクシーかねえと思った。キリキリでやってる売上少ない運転手さんは災難かな。土木は体と気力がおっつかなくなって、ソコソコ稼げるタクシー運転手とか、息子娘が落ち着くまで最後のひとふんばりしてたり、そうかと思えば両親車椅子な環境で、仕事の合間に介護もしつつな人だとか、とにかく大変そうな人は多い。
そう言う所から日々の売上を僅かでも削るのはどうかなと思うし、逆に、分煙はうまくやれば非喫煙者分の売上も期待できる訳で、それを望むのもわかる気がする。


まー、タバコの話はキレる人多いから、大変ですよなと思うとともに、それだけでコレだけ世の中動くのかね?他になんかあるのかねえ?医療費そんな大変なんですかね?とか思いつつおわり。
医療費っていうなら、昨今のメタボリック云々もそんな話なんだろうか?テレビ見てないので、そっちが原因ならわからんけど。

追記:そういえば一人の運転手さんは『そのうち落ち着いたら、組合抜けてウチは分煙でやりますなんて言う会社とか、抜ける個人の組合なんてのも出るんじゃないですかねえ』なんて言ってた。出きるもんなのかね?