鏡餅

そういえばこの家だと飾る所が無いなあと思った。実家では仏壇に供えていた。考えてみると今の日本の一般家庭で仏壇がある家なんてのは確実に減ってきているだろう。、その場合どういった場所に飾るべきなのか、まず鏡餅の意味から調べてみた。


日本鏡餅組合のページの"日本鏡餅組合の概要"より抜粋。

そもそも年神の祭りであるお正月にあって、鏡餅は古くから大切な神様に供える餅として取り扱われてきました。そして神供のお下がりをいただくという意味で鏡開きをして鏡餅を食べ、神様と同じ釜の飯を食べたという連帯意識の中、めでたく一つずつ年を重ねるという気持ちになったと言われています。

そしてもう一つ、wikipediaのエントリからも抜粋。

鏡餅(かがみもち)とは、正月などに神仏に供える円くて平たい餅のことである。大小2つの餅を重ねて供える。地域によっては餅を三枚重ねたり、砂糖で形作った代用品が用いられることがある。 <画像など中略> 鏡餅という名称は、昔の鏡の形に似ていることによる。昔の鏡は青銅製の丸形で、神事などに用いられるものであった。三種の神器の一つ、八咫鏡を形取ったものとも言われる。


との事。ふむふむ…。ってあー、これ明らかに神事じゃん。仏壇はまずくね?何でいままで気が付かなかったんだろう。つーか俺三十年近く生きて初めて気が付いたよ。しかも Google してみると仏壇に供えるのは特別に非一般的な事ではないらしい。

確かにに仏教の中にも日本の神様は一部取り込まれている訳だけど、何か特定の神様を祭った神社とかならともかく、この場合多分「八百万の神」って奴全般系だと思うし…このちゃんぽんは相当微妙だなあ。*1

調べもせずにこう言うこと言うのもナンだけど、これがよく言われる日本人のいい加減さとかそう言う話なんだろうか。商業が絡んでいるクリスマス,結婚式だのよりも、自分としてはこっちのほうが、より本質的(?)にアレだなあと思った。*2


ちなみに、本来の目的であった飾るべき場所の話は…日本鏡餅組合のQ&Aより

飾る基本に「感謝の心」があれば、飾る場所や大きさに特にとらわれることはありません。ただ、おのずと大切なところになろうかと思います。床の間、神棚、玄関のほか、台所や水まわり、仕事場など暮らしの中の重要なところにお飾りください。


はーなるほど。台所は邪魔だし玄関は靴箱すらないしこりゃ無理だな。つうか最初から飾る気なんてないんだけどね。例によってどうでも良い事を調べてしまった。実はもう少し踏み込みたいんだけど、一応自粛。


追記:そういえばミニ鏡餅なんてのもあるんだよな。職場の会議卓にでも置いて置けばよかった。

時を越えて追記:そう言えばこんなの聖徳太子の時代から混ぜつつやってる訳で今さらだったなと新・豪血寺一族のアレみて思い出した。

*1:鵜呑みにしないでね

*2:鵜呑みにしないでね