駅の改修工事

長らく掛かっていた、最寄駅の改修工事がこの間終わった。エレベーター設置及び、トイレ(酷かった)の改修と、ついでに駅舎が新しくなった(駅舎にくっついていた売店が、工事中利用できなかったのは非常に痛かったが)。若干趣き感が減ってしまったのは残念ではあるけども、スロープやら整備されて、年寄りやら障害者が利用しやすくなったのは素直に良い事と思う。

と、「バリアフリーといえば、老人と障害者しか考えていませんでしたよ」と言う所を白状した所で、以下の写真を。

これは男性用トイレの写真で、子連れ男性用の子供用座席と、おむつ交換用の台。女性用トイレならともかく、正直発想はなかった。オムツ換えつつ、父ちゃんウンコだからお前ちっと座ってろなってな感じで、容赦なく父子共々用を足せると言う訳だ。これは楽だろうな。

また、写真では見辛いが、個室のドアも、開いたときに消費するスペースが小さくなるように設計されている。壁から蝶番までの幅が、丁度戸板が収まるスペースにされている訳。子供座席との位置関係も良い感じで、スペース以上に入りやすく出やすい個室になっている。まあ、従来より広いんだけど。

他にも洗面台付近に鉄パイプが設置してあったり、お約束の多目的トイレ(あのゴツい自動ドアのアレ)も別途存在したりで、トイレについては小さいながらもかなり充実した装備なんじゃなかろうかと思う。(ただ点字や浮き彫りの印がなかったっぽいけど…。まあ駅員暇な駅だから(偏見?)案内については実害ないかもだけど。)



ちなみに、おむつの台は、開いたときにどんな感じになるのか非常に興味が沸いたんだけど、ちょっと位知らない事がある方が世の中楽しいと思ったので、あえて開いてみなかった(子供座席の方はガチャガチャ動かしてみた)。同じ理由で多目的トイレの方も中を覗いた事が無い。シャンデリアとかあったらどうしよう。執事がいたりとか。

あ、もう一つついでに。こんな田舎の住宅地の駅にオーバースペックじゃないのかと言う疑問も浮かばないでも無いけど、バリアフリーってのはユニバーサルサービス的に考えた方が穴が無くてよいってのと、後から付け足そうとすると(今回のように)金も手間も掛かったり、場合によっては失われる物もあったりなんだりで、やるなら最初っから徹底的にやっとくのがよろしかろうと思う。街づくりみたいに、金や手間の限度をはるか彼方に越えちゃう場合もあるし。

追記:よく考えてみたら、首の据わってない赤ん坊を置いておくスペースは無い。おしめ台に置き去りにして個室に入る訳にも行かないしなあ…。